償却資産
土地と建物を持っていると、固定資産税という税金がかかります。
しかし、固定資産だけでは事業を営むことはできません。
パソコンや車などの資産も必要となります。
そして、これらの事業経営上の必要な資産にも税金が発生します。
それを償却資産税と呼びます。
私のところにも償却資産の申告書が昨年届きました。
固定資産税と同じ市町村課税で、課税のタイミングも同じです。
ただし、固定資産と違い、償却資産は申告制となります。
また、償却資産は合計150万円以下だと非課税となります。
私もたくさんの賃貸マンションの収支を見てきましたが、償却資産を支払っているところは、ほぼありません。
まず、10万円以下の資産は対象外であること。
たとえば、賃貸部分のエアコンなども償却資産となるのですが、1台あたり10万円を超えてなければ申告する必要はありません。
あとは、自己申告なので、税金がかからない程度でしか申告していないケースもあるかと思います。
私の場合は、10万円を超えているのは、駐輪場の屋根くらいです。
ですので、償却資産は非課税です。
しかし、税金の厄介なところは、国税と地方税で考え方が異なることです。
今回の駐輪場の屋根について、所得税(国税)の確定申告では、青色申告の特例措置を使って経費にするつもりです。
しかし、償却資産税(地方税)では、減価償却資産とみなされ、耐用年数に応じて償却する必要があるのです。
確定申告の時期も迫ってきました。
仕事上、他人の不動産所得の確定申告資料を拝見する機会も多く、参考にしていますが、
自力でやるのはなかなか不安です。
私のレベルの資産で、税務調査が入ることはないと思いますが。
間違った情報を書くわけにはいかないので、どんなふうに確定申告をしたのか、このブログではあまり触れません。
基本的なスタンスとしては、なるべく経費化すること、減価償却もなるべく早期に償却すること。
うまく節税していきたいですね。