賃貸不動産収支(収入2)
賃貸併用住宅である我が家の収支を検討していきます。
今回は収入項目の2つ目、空室損失です。
プラスの収入ではなく、マイナスの収入ですが。
ただ、空室損失って不動産の経費とは異なるので、収入(控除)項目として扱います。
ダイワハウスなどのハウスメーカーが家賃保証をする場合、だいたい満室家賃収入の10%相当を保証料として取ります。
この内訳は、保証会社の利ざや5%、空室損失分5%という感じでしょうか。
では、平均的な空室率はどれくらいなのでしょうか。
競争力の弱い相当古い物件などは、常に空室が発生していたりします。
例えば10戸のアパートで常に2戸が空いていれば、空室率20%です。
しかし、普通の賃貸住宅であれば、入居者が退去しても、次の入居者が決まるものです。
つまり、入居者が退去してから次の入居者が決まるまでの期間が、家賃収入のない期間となるのです。
まず、我が家は1LDKなので、単身者~2人世帯が入居者となります。
単身者は平均2~3年ほどで退去、ファミリー層は4~5年程度で退去でしょうか。
もちろん長く入居し続ける人もいれば、一年で出て行く人もいて、あくまで平均入居期間と考えます。
入居者の退去予告は1ヶ月前までにされるので、そこから新たな入居者を募集します。
すぐに決まれば良いのですが、時期が悪い(引っ越しシーズンを終えた5月など)と、苦戦することもあるでしょう。
また、すぐに次の入居者が決まっても、退去後に原状回復工事を行いますので、必ず家賃が発生しない期間が半月ほどは生じます。
私の賃貸併用住宅の場合、3年(36ヶ月)で入居者が入れ替わると想定し、空室期間を少し長めに2ヶ月と考えると、
空室率は、2ヶ月÷(36+2)ヶ月=5.26%、と計算できます。
なので、5%ほどの空室率を見ておけば問題ないかと思います。
ただ、現実はこんな机上の計算通りにいかないのでしょうね。
次回につづく
現在の賃貸併用住宅 年間収支予想
家賃収入 +288万円
空室損失 △14.4万円(家賃収入の5%)
トータル収支 +273.6万円