賃貸併用住宅成功のために6(賃貸は二階以上)
ハウスメーカーの賃貸併用のプラン例は、オーナー宅を上層階に設置するパターンばかりです。
確かに日当たりや眺望は上層階が良いでしょう。
ただ、以下のデメリットがあります。
一階賃貸は人気がない
一階の賃料は二階に比べると、2000~3000円は低くなります。
特に防犯面の心配から女性は嫌がりますので、需要も落ち、稼働に影響します。
また、カーテンを開けるとプライバシーも筒抜けなので、シャッターを閉めてる家も多く見かけます。
Webでの検索でも、「二階以上」という絞り込み条件があるので、検索ヒットも落ちるでしょう。
老後の心配
自宅が上層にあると、階段の上り下りが生じるので、老後がきつくなるかもしれません。
ホームエレベーターという選択もありますが、若干のスペースを取られ、メンテナンス代もかかります。
2人乗りだったら、一度に家族全員が上がれませんので、不便に感じます。
優先順位を見失わない
デメリットもありますが、明るく快適な自宅にすることを最優先とするなら、上層階を自宅とすれば良いと思います。
あと、防火系の地域に三階を賃貸にすると、耐火建築にする必要があり、建築コストが上がりますので、逆に収支が悪化することもあります。
私は二世帯住宅なので、親世帯を考えて一階二階を自宅にしました。
キャッシュフローか、自宅の快適性か。
何を一番優先するのかは、しっかり考えてプランニングすることが大切です。