賃貸不動産収支(支出3)
賃貸併用住宅である我が家の収支を検討していきます。
今回は支出のうち小修繕費です。
修繕費は、共用部分の電球が切れたり、貸室のエアコンなどの設備が入居者の故意過失でなく壊れたり、
ドアや窓ガラスや外壁が破損したり(なかなかないと思いますが)
突発的に修繕・交換が発生した場合の費用です。
ほとんど発生しない年もあれば、高額の修繕費を負担する年もあります。
年平均としてどれくらい費用がかかるか判断難しいのですが、私の物件の規模を考えれば、年間5万円もあれば足りるかと思います。
そして、もう一点、忘れてはならないのは、原状回復費です。
たとえば、入居者が退去した後のハウスクリーニング代はオーナー負担です。
原状回復ガイドラインで自然損耗はオーナー負担と定められてます。
清掃代を入居時に取る契約を良く見ますが、それはオーナーが払わなければならないものを入居者に払わせるという契約です。
ただ、両者が合意して、契約しているのであれば有効となってしまいます。
壁のクロスも、タバコでの変色は入居者負担ですが、自然な劣化はオーナーの費用で張り替えます。
また、給湯器やエアコンも10年に一度交換しなければいけません。
新築時はほとんどかからないのですが、築年数が経つごとに費用は嵩みます。
平均して、床面積m2あたり2,000円~3,000円ぐらいが原状回復費の相場でしょうか。
我が家の賃貸部分は、約130m2です。
平均3年に一度入居者が退去すると想定し、原状回復費をm2あたり2,500円とすると、
2,500×130×1/3=約10.8万円が年間の原状回復費です。
ここに小修繕費5万円を加え、15.8万円が修繕費の合計となります。
結構費用を高めに査定してるので、実際の収支はもっと良くなると思いますが。
次回につづく
現在の賃貸併用住宅 年間収支予想
家賃収入 +288万円
空室損失 △14.4万円(家賃収入の5%)
駐車場収入 0円
礼金収入 +15万円
更新料・その他収入 0円
収入合計 +288.6万円
維持管理費 △9.8万円
水道光熱費 △2.4万円
小修繕費 △15.8万円
トータル収支 +260.6万円